自己紹介

自分の写真
〈プロフィール〉映像作家 / 映画...『青空ジュース』1996年 7分 / 『ファールグランド』1999年 22分 /『わらってあげる』1999年 48分 /『IDEEN』2002年 15分 /『人さらいが来ればいいのに』2003年 21分 /『僕は1日で駄目になる』2004年 26分 /『地下の日だまり』2006年 60分 /『ハシッシ・ギャング』2010年 25分(『デルタ 小川国夫原作オムニバス』の一編)/『この身の持ち越し』2014年 36分( 詩:鈴木志郎康)

2010年12月4日土曜日

映画「デルタ」〜名古屋、大阪の旅〜 “ちょっくら行ってくるでぇー!!”

〜覚せい剤中毒者の祈り〜 
「神様、私にお与えください。自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを、変えられるものは変えていく勇気を。そしてその二つのものを見分ける賢さを」 
(近藤恒夫著『薬物依存を越えて』より) 

 日本ダルク代表・近藤恒夫さんの著書『薬物依存を越えて』のご自身の体験を読んでいると、芸能人のマーシーがあんだけ周りにため息つかれながらもヤクに手をつけてしまうのが痛いほど分かる。マーシーの人間性を攻めても、薬物を「怖い・怖くない」で話してても、何も進まないのかもしれない。 




 10年前に『わらってあげる』という映画をつくった。精神病院から処方されるリタリン漬けの友人を撮って、PFFで上映してもらった。撮影中、毎日ぼーっとしてる彼に「リタリン止めたら」と何度言ったことか。撮影後、そう言うことに何の意味もないことに気がついた。 


 ちなみに、その彼は今も山梨でぼーっと暮らしている(笑)。最近、僕はひそかに彼のことを「らくだ」(落語の三軒長屋?に登場する男)と呼んでいる。

 『わらってあげる』がPFFで上映された後、精神的にまいっていた時期があった。映画活動を止めて田舎に引っ込み、金をためてタイ〜インド〜ネパールに逃亡した。そこで出会ったバックパッカーの一人がヘロインで死んだ。帰国後、小川国夫『ハシッシ・ギャング』に出会った。「あ、これ、撮れる」と思った。

 何年かして小川国夫原作で映画を作らないかとお誘いをいただいた時その場で「ハシッシ・ギャング」を映画化させていただこうと決めた。かくして短編映画「ハシッシ・ギャング」は完成した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 そんな短編映画一編とする映画『デルタ 小川国夫原作オムニバス』がこのたび、名古屋と大阪に旅をします。お近くの方、この機会に是非ご覧ください。 


12/5(日) 
湯浅学さん(幻の名盤解放同盟)、倉田めばさん(大阪ダルク)をゲストに迎え、ビジュアルアーツ大阪で先行イベント実施! 

12/21(火)〜12/30(木) 
大阪シネ・ヌーヴォにて公開 

12/24(金)・25(土) 
名古屋シネマテークにて上映 




詳細は、映画「デルタ 小川国夫原作オムニバス」公式サイト 
http://www.delta-movie.com/ 
お陰さまで、新たな上映委員会メンバー(井川拓氏/下窪俊哉氏)に大活躍いただき、本サイトも日々更新!充実させていただいております。




0 件のコメント: